プロ野球解説者の高木豊氏(56)が26日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)のスポーツコーナー「週刊ご意見番」にゲスト出演。25日に行われた広島−阪神戦で先発した黒田博樹が連続内角攻めの虎・藤浪晋太郎に激怒したシーンについて、藤浪に「謝っちゃいけない」とダメ出しした。二回一死一塁、バントの構えをした黒田に対し、阪神先発の藤浪が2球続けて体付近に投げ込んだ。2球目に藤浪は黒田の顔の近くに投げ、帽子を取って謝り、そして3球目、143キロのカットボールは胸元へ。これに黒田はのけぞって尻もちをつき、怒りの形相で立ち上がり、マウンドの藤浪に詰め寄った。
このプレーに張本勲氏は「ああいう血の気の多い選手は少なくなったね。怒っているわけじゃない」と言うと、投げた藤浪に対し「すっぽ抜けが多い」とした上で、黒田の行動を「しっかり投げろ、一球一魂で投げろ、と言いたいんですよ。教育もしているんです」と説明した。 隣に座っていた高木氏は、2球目の後に謝った藤浪の行動に対し謝罪してはいけないと言うと、「グラウンドに立ったら先輩後輩はない。後で『すみません』と謝るのはいいけど」とダメ出しした。